こんにちは、バンくんです。
「肥料をあげたら、たけのこの量って増えるんですか?」
これも竹林管理でよくいただく質問のひとつ。
結論から言います。
増えます。しかも、かなり効果があります。
この記事では、 なぜ肥料がたけのこにそこまで効くのか、そして どのくらい与えればいいのか を、わかりやすくまとめます。
結論|肥料でたけのこは劇的に増える
繰り返しますが、結論はシンプル。
肥料を与えると、たけのこの発生量は劇的に増える。
これは18年たけのこを栽培してきた私の現場感覚としても、はっきり言えます。
「気休めに少し増える」というレベルではなく、 目に見えて違う ほどの差が出ます。
なぜそんなに効くのか|竹林は「ガリガリに飢えている」
理由は、 多くの竹林が栄養不足の状態 だから。
基本、竹林は飢えている
長年管理されていない、あるいは肥料を入れていない竹林は、 土壌の栄養がほぼ枯渇 しています。
- 何十年もたけのこを生やし続けて栄養を持ち出してきた
- 補給する肥料を入れていない
- 結果、 土壌の養分はガリガリに痩せた状態
ここに肥料を入れると、 竹がそれを全部吸い尽くす くらいの勢いで反応します。
多少肥料を与えても、 竹林がすべて吸い尽くす。
それくらい飢えている、というのが多くの竹林の実態です。
なぜ竹は窒素を大量に消費するのか|「クローン繁殖」だから
ここがちょっと面白い話。
竹は「栄養成長」を繰り返す植物
竹は、基本的に 栄養成長(クローン繁殖) を繰り返す植物です。
つまり:
たけのこは、竹のいわゆるクローン
花が咲いて、実がなって、種が落ちて…という 「有性生殖」とは違うルート で増えていきます。
地下茎を通じて、 親竹に近い体を複製 している状態。
複製=窒素の大量消費
体を複製するには、 大量の窒素(タンパク質の材料) が必要です。
- 葉っぱを作るのに窒素
- 茎(稈)を作るのに窒素
- 根を作るのに窒素
竹の クローン繁殖サイクル は、 窒素を山ほど食う プロセスなんです。
だから、 窒素肥料を与えると、目に見えて反応が出る わけです。
規模別の肥料の与え方
ここからは、目的別の現実的な方針です。
① 本格栽培・経営として|専用肥料+養分計算
たけのこ農家として きちんと収益を出す なら:
- たけのこ専用肥料 を使う
- 窒素・リン酸・カリ の必要量を計算
- 施肥カレンダー に沿って配分
詳しい話は別記事にまとめてあります → たけのこ栽培は肥料が9割|10aで1t収量を目指す施肥カレンダーと配分プラン
② 家庭消費・お裾分けレベル|窒素多めの肥料でOK
「家で食べる」「周りの人に配る」 くらいの消費 であれば、そこまで神経質になる必要はありません。
- 窒素が多めの肥料 をざっくり与える
- 計算しなくても 劇的に生える量が増える
ホームセンターで売っている 「化成肥料 8-8-8」 や 「鶏糞」 などでも、十分に効果が出ます。
注意|生えすぎると後が大変
ただし、 肥料を与えすぎる→たけのこが大量に生える→処理が追いつかない、という落とし穴があります。
- 食べきれない
- 配り切れない
- 切り倒すのも一苦労
- 残った竹が増えすぎて 竹林管理が大変に
生えすぎると、後が大変。
家庭消費レベルなら、 「自分が処理できる量」を見つけていく のが現実的です。
まとめ|肥料は最強のレバー
- 質問:肥料でたけのこは増える? → 結論:劇的に増える
- 多くの竹林は 栄養がガリガリに飢えた状態
- 竹は クローン繁殖で大量の窒素を消費
- 与えた肥料は 吸い尽くされる勢いで効く
- 経営として → 専用肥料+養分計算
- 家庭消費 → 窒素多めの肥料でざっくりOK
- ただし 生えすぎ注意、自分の処理能力に合わせて
「うちのたけのこ、なんか年々細くなってる…」という方は、 肥料が足りていない可能性が高い です。
ためしに窒素多めの肥料を撒いてみると、 来年びっくりするくらい変わります。
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